歴代会長の挨拶
29期会長 塚本 吉紀
「語り合いたい場、語れる場、学び高まる場」に
社会を困惑させ、人々を困らせたコロナ感染も静まり第5類というインフルエンザと同じ扱いへと変容しておりますが、我々の会は高齢者が多いだけに安心とまでは行かず、しかし、その中で会員の今までのキャリアを活かした社会貢献が、少しでもできるような活動をじっくり、しっかり、内容のあるものを求め、進めていきたいと思います。プロバス活動の一つである定例会も3年間の中止期間や生涯学習サロン・研修事業・25周年の事業の縮小等もありましたが、この中で音楽祭(合唱祭)の実施、また全日本プロバス協議会八王子大会を実施できたことは、会員皆様の活動への温かい理解と協力とこの事業の重要性を認識した会員の力と思います。 生涯学習サロンに代わり小中学生に音楽の道から健全育成への支援を、また、宇宙の学校の充実に2023年は力を入れてきたと思います。しかし、会員がその運営、参加にあたり支障が出る状況がありましたので、2024年には、今までの事業内容をしっかりと吟味し、検討し、先へ進む道を探ることが課せられていると思います。また、ここで会員数の減少、高齢化に伴う組織の現状を鑑み、現在の当クラブの力に見合った活動や事業に取り組むべきであるとも考えます。このような現状を勘案して新年度の組織体制は、委員会、プロジェクトチームとも昨年度の体制をほぼ引き継ぎ、新たな体制による改革よりも、堅実に前年度の執行の行事内容を継続し、堅持するとともに、状況を踏まえ、会員相互の理解のもと話し合い、協議をし、事を進めていきたいと思います。新年度は「語り合いたい場、語れる場、学び高まる場」をスローガンとし、共に生き、共に学ぶ、心開いた集まりの会にしたいと思います。また、高齢化の当クラブであることを認識したうえで、地域社会に貢献できるクラブを目指し、日々の活動を地道に歩むクラブでありたいと考えます。来年は八王子プロバス設立30周年を迎えますので、その準備態勢を整えることに今年度より取りかかります。私がスローガンに掲げたことを、多くの会員が感じ、協力をして頂けるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 <具体的には> ・委員会、プロジェクトの運営は各委員会委員の発案を基本として運営する。 ・例会は所属感、存在感の持てる会への工夫を基に進め、話し手、聴き手が心ひとつにを目 指し進める。卓話についてもしかりです。 ・重点事業等 1.合唱祭の拡大・充実 2.宇宙の学校の充実 3.会員研修の範囲拡大と充実 ・次年度に本会は創立30周年を迎えますのでその準備に入り、準備委員会設立を進める。 ・会員増加を進めると共に、財政健全化の道をも探り、確立していく道を求める。 以上です。皆さん一人一人の実践と共に、プロバスの趣旨に近づきましょう。
第28代 持田 律三
楽しみながら学び合い、支え合おう
2020年に始まった新型コロナウイルスは2023年の現在においては収まりつつあり、5月よりインフルエンザと同じカテゴリー第5類に分類されることになったものの、医療の準備体制などには脆弱さが多く見られ安心できない状態ではある。これらが私達の日常生活やプロバス活動に制約にならないことを切に祈っている。 プロバス活動においては、2020年度から2022年度の3年間、「定例会の中止」や生涯学習サロン・研修事業・25周年記念事業の縮小、中止を余儀なくされてきた。しかしながら、そのような中でも、音楽祭の実施、全日本プロバス協議会八王子大会の開催を計画通りに実施できたことは、当クラブの実行力を内外に示すことができたものと思う。 一方、特に地域奉仕活動では、生涯学習サロンの休止、また健康フェスタ、いちょう祭りへの今後の参加の見送りを決定した。わがクラブの高齢化や会員の減少により、従来の運営・参加などに変化、かつ支障が出る状況となってきている。 こうした状況を踏まえて、2023年7月からの新年度の体制・事業計画を立案することとなったが、新型コロナによる3年間のブランクを少しでも解消しつつ、プロバスクラブの本来の事業を取り戻すことが肝要であると思う。 さりながら、先ほどの課題である会員数の減少や会員の高齢化に伴う組織の現状を鑑みて、現在の当クラブの力に見合った活動や事業に取り組むべきものと考える。昨年の全日本プロバス協議会の総会においても、各クラブが同様な課題抱えていることを共有できた。本クラブとしては課題解決先進クラブとして他に先んじて新たな改善に取り組んで行きたい。また、協議会の会長クラブとしての全日本の各クラブの現状を最も把握できる立場にあるので、それを有意義に活用することが可能であると考える。そうすることが実現でき、他のクラブへの多少でも参考にもなれば、さらに相互に幸いなことであろう。 こうした要素を勘案して、新年度の組織体制は、正副会長・幹事、副幹事を除き、委員会・プロジェクトチームとも今年度の体制を大半そのまま引き継ぎ、「組織替え」に伴う繁多なエネルギー・ロスを省略することとした。 以上の考え方のもとに、本年度は「楽しみながら学び合い、支え合おう」を当クラブの基本方針とし、自分たちも楽しみながら、かつ学び合い、高齢化の当クラブの身の丈に合った活動を通じて従来から継続してきた「地域社会に貢献するクラブ」でありたいと考える。
第27代 池田ときえ
プロバスライフを元気で楽しむ 少しずつ動きだそう
東京八王子プロバスクラブ第 27 期会長に就任しました池田ときえです。
今期は「プロバスライフを元気で楽しむ 少しずつ動きだそう」をテーマに活動を進めて参ります。
コロナ禍はまだ収まりませんが、私たちの暮らしの中に「コロナと共に」の生活様式が浸透してきました。そろそろ日常を取り戻す時期が来たように思います。元通りにとはいかないでしょうが、少しずつ動き出し、ゆっくりと歩いて行きましょう。
この秋には「全日本プロバス協議会第 10 回総会・東京八王子大会」が開催されます。全国各地からお出かけくださるプロビアンの皆様を元気な笑顔でお迎えして、共に楽しいひとときを過しましょう。なお、この総会において、東京八王子プロバスクラブが全日本プロバス協議会の会長クラブに選出される予定となっております。東京八王子プロバスクラブは力を合わせて「田中体制」を支え行きたいと思います。
私たちの年代では元気でいることが一番大事です。日々の体調管理に努め、手元足元に注意して、この 1 年を恙なく過しましょう。
今期も組織力に応じた無理のない組織運営を基本として活動を進めて参ります。
第26代 河合 和郎
定期総会のスムーズな進行にご協力を賜りありがとうございました。改めまして御礼を申し上げます。
さて、第 26 期の最初の例会であります。昨年度・一昨年度と新型コロナウイルスの蔓延に災いされまして、思い通りのプロバス活動が展開できませんでした。飯田・田中両会長も思い半ばで無念のうちに任期を終えられたのではないでしょうか。
今期も、皆様ご承知の通り、コロナの状況は決して予断を許さない状況であります。
今日の定期総会・7 月例会の開催も、「年度初め」という大義が前提の開催であって、会場等の設定も細心の配慮を払ったところであります。
今後につきましては、「非常事態宣言の再発出」という話も聞かれます。こうした感染状況の実態を正確に捉えて、理事会の中で、「会員の健康」を最優先に皆様の御意見を頂き、慎重に判断して参りたいと考えております。
今年度の基本的な活動方針は「プロバスライフを元気に楽しもう」であります。
この目標に向かって、楽しい例会・無理のない活発な事業活動を実践して参りたいと考えております。
また、今年度のプロバスクラブの組織編成は、既にご案内のとおり、正副会長・正副幹事を除きまして、前年度体制の引継ぎであります。この理由は、昨年度の計画事業が
①コロナ禍により事業展開が思い半ばであったこと。
②大幅な人員体制の変更は、コロナ禍の非常事態のもとではスムーズな事業執行に支障をきたす恐れがある。等の理由によりまして、できるだけ「そのまま」と言うことで本年度へ引き継がせて頂きました。
この一年間が楽しく充実したプロバスライフでありますよう、全力を尽くしたいと思
いますので、ご協力をお願い申し上げ、挨拶といたします。ありがとうございました。
第25代 田中 信昭
「コロナから身を守る」
「温故知新;ふるきをたずねて新しきを知る」
1)新型コロナウイルス対策を考慮した「例会」を考え実行する
2)「プロバスだより」プラスαの会員相互交流手段を考え実行する
3)状況変化に対応した「25周年記念行事」を計画し実施すべく努力する
4)委員会ごとに過去25年の歴史を振り返り整理する
今年の年明け、誰がこんな現状を想像できたでしょうか。1月半ばに中国武漢が封鎖されたときも未だよその国のことでした。クルーズ船が横浜港で足止めされて、「新型コロナウイルス感染症」という言葉が、連日茶の間を賑わすようになった時でさえ、一部の人達を除いて未だ一般市民はまさかこんな事態になるとは思いも寄らぬ事でした。やがてニューヨークを始め全世界に拡散し、現在地球上に生きている大多数の人類は経験したことのないような悲惨な状況に至りました。
これから夏に向かう日本では、暫し小康状態が来るのかも知れませんが、秋口から再び流行の恐れが充分にあると予測されています。そんな先行き不透明な現状で、今年度の我がクラブの活動をどう考えていけばいいのか、戸惑うばかりです。
本来ならば、今秋の我がクラブ「創立25周年」記念行事を盛大に実施すべくその準備に邁進するのが、今期前半の目標になるはずでした。どんな形で進めていくかこれから皆さんで相談していきましょう。
暫く続いた巣ごもり生活で、きっと早く皆さんにお会いしたいなと思われたに違いないとお察ししています。この思いを大切にし、これを機会に当クラブはどのように生まれ発展してきたのか、先人の思いと活動実績を辿り、再び活発な活動が出来るようになったときに備えようではありませんか。そしてお会いできた時には貴重なその時をお互いに大切にしようではありませんか。
会員番号が100番台の会員が多くなり、我がクラブの発足当時の状況をご存じの会員もだいぶ少なくなってきました。今年は少し立ち止まって考えてみましょう;
「何故我がクラブは全国の数あるプロバスクラブの中でも、特に素晴らしいクラブだとの評価を頂いているのか」
「会員各位は本当に楽しく意義を感じて活動をしておられるであろうか」